こんにちは。
今日は、海外駐在前にやっておいた方がいいこと5選をお届けします。
と言いましても、手続き関連の話ではありません。
ビザやパスポート、引っ越しや学校手続きなどは渡航の準備をしていく中で、会社から提出の要請があったり、人事部からロードマップが送られてくることも多いかと思います。
今回は、実際に私が1年間シンガポールで過ごし、渡航前にやっておいて良かった・やっておけば良かったと思うこと5選です。
- 健康診断・歯科治療など
- 語学学習
- 友達に会う
- 家族、親族との時間を大切にする
- 夫婦間のすり合わせを行う
順番にお伝えしていきます。
1.健康診断・歯科治療など
お勤め先にもよるかと思いますが、予防接種や夫本人の健康診断は必須であっても、配偶者の健康診断や歯科治療は必須ではない場合があります。渡航前で何かと忙しいかと思いますが、健康診断は必ず受けておくことをお勧めします。
また、歯科治療についても同様です。治療の必要があれば、早急に行いましょう。シンガポールには日本人医師のいる病院がたくさんありますが、それでも慣れない海外で医療機関にかかることは、かなり億劫です。日本で済ませられることは終えておきましょう。
また、元々歯の食いしばりの癖がある方は、マウスピースの作成を歯科医師に相談してみてください。私は、就寝中に食いしばる癖があったため、渡航直前に出来上がるように作成してもらいました。海外生活は、ストレスがかかりやすいです。もともとの癖がある場合、悪化する可能性があります。すでにお持ちの場合はスペアの作成を、お持ちでない方は相談してみることをお勧めします。
ここで大切なことは、治療を受けるだけでなく、持病のある方は必要があれば、英語の診断書を用意しておくことをお勧めします。もちろん、日本人医師のいる病院にかかるのであれば必要ありませんが、急に現地の病院にかかるということも無きにしも非ずです。
病院や健康、体調に関する不安な点は、事前に準備をして、心の負担を解消しておきましょう。
2.語学学習
すでに取り組まれている方もいらっしゃるかもしれませんが、語学はできればできるほど、現地に赴いてからの負担が軽くなります。シンガポールは日本人が多く住んでおり、他国に比べ、英語が話せずにとても困るということは少ないかもしれません。それでも、観光や外食、買い物など日々の生活で英語を使用します。シンガポールでは、中国語も多くの方が使用しているので、英語がすでにお手のものという方は是非、中国語に取り組まれてみてください。渡航後の生活の質がぐっと上がるはずです。
ちなみに、私の英語力に関してですが、買い物や移動など日常生活は問題なく過ごせます。しかし、サイトで何かチケットを購入する、こちらで習いごとをするとなると自分の理解度に不安があります。現在、勉強中ですが、渡航前にもう少しやっておくべきだったと思っています。
3.友達に会う
渡航前に、会える友達には会っておくことをお勧めします。ここでポイントなのは、親しい友達だけでなく、許されるのであれば、遠方や少しご無沙汰になっていた友達にも会っておくことです。
駐在先では、孤独や思い通りにならず悩むことが誰しもあるかと思います。そんな時、少し話が出来たり、頼れる人は1人でも多い方が、心の拠り所となり、生活が豊かになります。
海外と日本、時差やライフスタイルの変化で、親しい友人だからこそ、本音を言いにくいこともあります。私は「海外に住む=しばらく日本に帰らない」というそれだけの理由ですが、この文言をチャンスと思い、いろいろな人に声をかけていました。もちろん、無理に、会う必要はありません。「どうしてるかな?」「元気かな?」と気になる方がいれば、是非声をかけてみてください。友達なら、久しぶりに近況が知りたくなったと言われて、嫌な気持ちになる人はいません。仮に、「いきなり、どうしたの?」と訝しがられても、どうせ海外に行く身です。積極的に声をかけてみることをお勧めします。
案外、学生時代は交流があったものの、大人になってから疎遠になっていた友達は、みなとても喜んで会ってくれました。そして、若かりし頃に戻ったようで、懐かしい気持ちになり、楽しいひとときを過ごせました。
4.家族、親族との時間を大切にする
先ほどの「友達に会う」と近いのですが、個人的に、日本に残る家族(両親・兄弟)や親族との時間をもっと大切にしておけば、良かったなと思っています。
渡航前は、当たり前ですが、優先順位の高い順に物事を進めてしまいます。そして書類や手続き関連、引っ越し準備や挨拶回りなど、さまざまなことで時間を取られます。そんな中で、犠牲になりやすいのが家族や親族との時間です。
今の時代、ビデオ通話がいつでも無料で出来ます。ですが、やはり飛行機で長時間の地に行くと、家族が恋しくなります。不謹慎なようですが、敢えてはっきりと申し上げるのであれば、特に高齢の家族がいる場合、何かないとも限りません。日本国内と違い、異国の地は、すぐに駆けつけられる距離ではないのですから。
5.夫婦間のすり合わせを行う。
最後の項目はこちら、夫婦間のすり合わせです。多くのご家庭において、駐在員である夫が先に渡航し、あとから妻子が現地に向かうかと思います。直前は何かとバタバタしていて、気がつけば夫の渡航日、なんてことも。事実、我が家がそうでした。
「先に現地に行っても、携帯で連絡を取ればいい」と思うのですが、夫は現地の生活基盤をととのえることで精一杯で、日本側もワンオペで手一杯。なかなか、時間が取れません。
渡航先によりますが、海外に住むとなると、妻は専業主婦になることが多いかと思います。妻は時間の融通がきくようになる一方で、銀行口座を開くことが難しい、家族カード1枚しか持てないなど、お金に関しては不自由になります。
渡航後にどんなことをしたいのか。例えば、習い事をしたい、語学学校に通いたい、美容にお金を使いたい、新しい趣味を始めたいなど。そしてどのくらいかけたいのか。
「そんなこと渡航してから、話せばいいじゃないか。」と思われるかもしれません。我が家の場合、日本にいる時から専業主婦だったため、そういったことで夫と揉めたことはありません。しかし、駐妻のなかには、これまで共働きだったため、お金を出してもらうことを頼みにくい、夫が趣味や習い事にあまりいい顔をしないなど、夫婦間でのちょっとした揉め事は少なくありません。
時間の使い方、お金の使い方についてのすり合わせをしておくことをお勧めします。
以上となります。
気になることがございましたら、お答えできる範囲でお答え致します。
ご質問やコメント、お待ちしております。
かぼす
コメントを残す