こんにちは。
今回は我が家が、シンガポールで家を決める際に重視したことを5つお届けします。
そのあと続けて、周りの友人が重視していたポイントについても記載します。
これからシンガポールで生活される方の参考になりましたら、幸いです。
我が家が重視したことはこちら↓
- 立地(駅・バス停・スーパーまでのアクセス)
- 小学校のバスポイントまでの距離
- リビングの広さ
- ダストシュートが自宅の外
- メイドルームがない
1.立地(駅・バス停・スーパーまでのアクセス)
これは我が家の中でダントツでした。日本にいる時もアクセスのいい場所に住んでいた我が家。駅やバス停、スーパーまでが遠いということは、考えられませんでした。住んでみて、改めて思うのですが、シンガポールはスコールや暑さの厳しい日が多いです。そんな時に駅やバス停、スーパーまでの距離は近ければ近いほど、通勤や日々の買い物には便利です。
距離があるコンドミニアムでも、コンドミニアムと駅を往復する無料シャトルバスが出ている場合もあります。(運行間隔・本数の確認は必須です。)
また、地図上では距離があるように見えても、突っ切れる箇所があったりすると意外に近いということも。逆に、地図上では近そうに見えて、通れない箇所があることも。この辺りは内見の時に確認が必要です。
2.小学校のバスポイントまでの距離
日本人小学校はスクールバスのバスポイントが決まっています。各コンドミニアムを回ってくれるインターナショナルスクールとは違い、申請すれば新設してくれるものではありません。
ここで大切なのが、①居住するコンドミニアムにはバスが止まるのか、②自分の居住する部屋からバスポイントまでの距離は近いのか、の2点です。
①についてですが、たまに「ここのコンドミニアムには止まらないけど、隣のコンドミニアムの下がバスポイントだから大丈夫。」とエージェントが言うことがあります。この「隣のコンドミニアム」という表現が厄介で、日本の感覚の「隣」とはやや異なります。コンドミニアムはプールなどのファシリティがあり、敷地面積が広いです。「隣」といっても距離感が全く違うことがありますので、内見の時にチェックが必要です。
また②について、①と重複するのですが、ただでさえ敷地の広いコンドミニアムが多いシンガポール。その中でも特に大きなコンドミニアムの場合、どの建物(塔、ブロック)に住むかによっては、バスポイントまで歩くということも考えられます。こちらも内見の時にチェックすることをおすすめします。
他の記事でもお伝えしているので、繰り返しになりますが、朝が早く、暑くて大雨の日もあります。通学は毎日のことになりますので、我が家では優先事項の1つとなりました。
3.リビングの広さ
続いてこちら。我が家は、個々の部屋の広さよりもリビングの部屋の広さを重視していました。子供の遊ぶスペースを確保したかったことが主な理由なのですが、子供が友達を呼んでも、十分に遊ぶスペースがあります。日本の時以上に自宅に友達を招く機会が増えたシンガポール生活。リビングの広さを確保して良かったなと、感じています。
4.ダストシュートが自宅の外
こちらは、日本人の多くが重要視する項目かと思います。ダストシュートというのは、ゴミを捨てるためのもので、引き戸を開け、ゴミを捨てると下に落ちていく構造になっています。古いコンドミニアムではこのダストシュートが屋内にあることがあり、ゴギブリが出てきたという話も。このタイプのコンドミニアムは少ないかと思いますが、内見したうち2箇所くらいはあったと記憶しています。また、友人の中には、このタイプのコンドミニアムに住んでいる方もいます。害虫が不安な方は、家選びの条件に含めることをおすすめします。
ダストシュートと害虫の詳しい話はこちら↓
5.メイドルームがない
最後はこちら。メイドルームがない家を選ぶということです。シンガポールでは住み込みのメイドさんを雇う家庭が結構あります。そしてメイドさんには、メイドルームを用意しなければなりません。我が家のコンドミニアムにもメイドルームのある部屋とない部屋があるのですが、メイドルームがあると、その分のシャワーとトイレが増えます。メイドさんを雇う場合は必要なのですが、雇わない場合、ただ管理の手間が増えることになります。倉庫として重宝するといえばメリットなのですが、下水の匂いが上がってくると聞いたことがあります。加えて、夫が内見の際に見た感想としては、狭い空間のため、じめっとしているところが多かったようです。
・周りの友人の優先ポイント
①バスタブの有無 シンガポールではシャワールームが一般的です。10件以上内見したなかで、バスタブがあるところは1件だけでした。それでもバスタブがある家もあります。「お風呂に浸からない生活はどうしても考えられない」という理由でバスタブのある家に絞って探したという方がいました。
②日系スーパーまでの距離 「日本の食材や日用品、なんでも揃わないと無理!」という方はこちらも条件に入れた方がいいでしょう。といっても、シンガポールは東京23区ほどの面積です。どこに住んだとしても、全く日本のものが手に入らないということはありません。都市部に出ればなんでも揃います。私は比較的、「現地のものでどうにかする!」ということを楽しめるタイプなので、こちらは全く考えなかった視点でした。
③日本人居住者の数 やはり、海外に家族だけで渡航するとなると、誰しも不安があります。「頼れる日本人が近くにいたらいいな」、との思いから、日本人の多いコンドミニアムを選んだという方も。この点は、全く考えていなかったのですが、以前お話した記事にもある通り、重視した方が良かったなと思いました。(実際に入居してみたら、日本人に恵まれたため、良かったのですが。)
詳しい記事はこちらから↓
④その他…築年数、部屋の綺麗さ、住環境(広大な公園の近く、眺望)など。こちらは日本でもよくある条件ですので、割愛します。
・最後に
周囲の人の話を聞いて感じたことは、本当に重視する点は人それぞれということです。ご自身とご家族がどんなシンガポール生活を送りたいのか、どんなことを優先させたいのか、次第ではないかと思います。
ちなみに、我が家は、夫が先に渡航し、あとから妻子が帯同するという流れでした。そのため、内見は夫が渡航後に1人でまわり、可能な日のみ、私も日本からオンラインで参加しました。オンラインで内見に参加することで、私は直接エージェントに質問することが可能でしたが、実際の距離感や清潔具合など、スマホの画面からでは、よくわからなかったというのが正直なところです。写真も同じく、なんとなくしか分からなかったため、最終的には夫の判断に任せました。
我が家と同じ、「夫が先に渡航し、家を決める」場合、妻側の譲れないポイントは、はっきり言うことをおすすめします。なぜなら、夫は夫の視点でしか、見ません。大体の家庭において、家で過ごす時間が最も多いのが妻です。多くの時間を過ごす妻にとって、くつろげない家は辛いでしょう。もちろん、家族で海外に渡航するわけですから、妥協や譲り合いは大切です。「ここだけはお願い」というポイントを事前に夫婦で共有しておくことをおすすめします。
快適な駐在生活を送れますように。
気になることがございましたら、お答えできる範囲でお答え致します。
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