こんにちは。
今日は日常生活で欠かせない卵について、お届けしたいと思います。
日本では卵かけご飯やすき焼きなど、生卵あるいは半熟卵や温泉卵などが出てくる機会はありますが、海外で卵を生で食べることは、一般的ではありません。
しかし、シンガポールではカヤトーストと一緒に半熟卵が添えられていたり、お粥や麺類と一緒に生卵が提供されることもあります。
シンガポール人にとって身近な卵。
実際シンガポールに住む日本人は、どの卵をどのようにして食べているのか。
シンガポールの卵について、私が見聞きしたり、調べたことについてシェアしたいと思います。
私がシンガポールに来て、まず驚いたのが卵の種類の多さ。
シンガポールには、常温卵から冷蔵卵、輸入卵まで数多くの卵が並んでいます。
価格で選ぶなら、断然、常温ローカル卵。
価格は倍近くするけれど、信頼出来そうなのは、日本の卵。
シンガポール産の冷蔵卵は、その中間くらいの価格。
他のオセアニアからの輸入卵は、高価格。

一体どの卵を買うのがいいのだろう。。。
シンガポールに来た当初は、スーパーにいくたびに卵を眺めて悩んでいました。
当時、周りに聞いてみた時の返答としては、

日系の卵しか食べない、安くても美味しくない!

何にも気にしてない。その時に一番安い卵を加熱して食べる。
という人まで様々。
結局、自分で判断するしかないんですよね。
(ただ、私の感覚では、「ドンドンドンキやさくらやで買う」という日本人の声が多い印象です。)
さて、判断材料として、気になるのが、シンガポールの卵の安全性です。
シンガポール食品庁(Shingapore Food Agency 通称SFA)のホームページによると、シンガポールでは卵に厳格な規制があることが示されています。
SFA has conducted a risk assessment of Salmonella in Singapore taking into consideration our population’s habit of soft-boiled egg consumption. Imported eggs must come from approved sources in accredited countries and regions that meet Singapore’s food safety and animal health standards. As part of our accreditation criteria and import conditions, farms must be free from SE. Local egg farms must also have in place good farm management practices and strong biosecurity measures to prevent the risks of SE contamination. These include having a grading system to remove soiled and/or cracked eggs, and regularly testing their hens for SE to remove eggs of SE-infected flocks from sale. Both imported and local eggs are subject to our food safety surveillance programme, which includes inspection and testing. If SE is detected through our tests, the farm will be suspended until the SE contamination issue is rectified.
It is precisely because of these stringent requirements that it is relatively safe to eat raw or lightly cooked eggs in Singapore. Nevertheless, as there is always risk associated with eating raw eggs, we advise consumers to avoid consuming eggs raw, especially if they are from a vulnerable group, such as the young, immunocompromised, pregnant, and elderly.
そして、この規制があることで、シンガポールでは比較的安全に生卵や軽く加熱した卵を食べることができる(第二段落の文頭)とも書いてあります。(幼児、免疫不全、妊婦、高齢者などの方は避けた方がよい。)
因みに、Pのマークが印字されている卵は低温殺菌卵の表示だそうです。(シンガポールegg story社ホームページより)

安全性が高いと言われるシンガポールの卵。
実際に、お腹を壊したことがあるかというと、私も家族もありません。
では、身近な人で卵に当たったというひとがいるかというと、耳にしたことはあります。
(1年滞在していて3人。ただし、同じタイミングで卵以外にも飲食しているため、本当に卵かどうかは不明。)
卵を食べる回数や多くの食事に卵が含まれていることを考えてみれば、確率は低いのかなと思います。
そうは言っても、私は慎重なタイプなので、どうしてもお腹を壊したくないという気持ちが勝ってしまい、我が家では卵は加熱調理が基本です。
今は、価格・味・低温殺菌という点から、egg storyの冷蔵卵の購入頻度が高いですが、
その時のお財布事情と献立にあわせて、様々な卵を購入しています。
ローカル卵はゆで卵やオムレツ、卵スープなどの加熱料理、もしくはハンバーグの種に使用します。
そして、たまに卵かけご飯を食べたくなった時や、とろとろ卵にしたい時は、「生食可」の日系卵を購入するようにしています。
ローカル卵の味は確かに劣るような気もするのですが、オムレツやハンバーグの種にする分には私は気になりません。
何も考えずに、スーパーの卵を生食していた日本の日々が懐かしい限りです。
日本の安全性の凄さを改めて感じる今日この頃です。
皆さんはどの卵をどのような調理法で召し上がっていますか?
どなたかの参考になりましたら幸いです。
かぼす
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